建築金物などは、原材料の高騰によって価格が変動します。このような現象によって、建築金物の生産コストが大きく左右されてしまわないように、製造体制を工夫しています。
大和建工材では、高い品質を安くお届けできるよう取り組んでいます。
工場内の設備の配置を工夫し、無駄な作業工数がかからないよう、部品は適正数量の手元化や5Sを常に行って、リードタイムやコストの抑制に努めています。
切断・切削、溶接組み立て、研磨、養生工程は、社員の多能工化を図ることで、急な注文にも応えることができるようにしています。
築30年以上の古い工場ですが、内壁を明るい色に、社員自らが塗装することで、明るく働きやすい工場にしています。このようにすることで、細かな問題点もすぐに見つけられるので、高品質の製品の出荷が可能になっています。
また、製造工程での整流化のために、機械設備のレイアウトの見直しを重ねることで、リードタイムの短縮や工程数の削減にも努めています。
その他、工具の手元化、金型の段取り替えの簡素化などにも取り組み、生産性向上に努力しています。
従来は、粉じんの発生する研磨室を、工場の外に設置していましたが、運搬の無駄が発生するので、工場内に独立した部屋を設置し、運搬距離の短縮、大量運搬を可能にするなどにより、無駄を省きました。
製造コストの低減には、治具の工夫などがポイントとなります。大和建工材では、簡単な治具や金型の加工を社内で対応できる体制があります。そのため、スピード・コスト共に競争力をつけることが可能となっています。